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メダカの飼育をやっているとグリーンウォーターという言葉をよく聞きます。
グリーンウォーターって何だろうと思った方もいませんでしょうか?このグリーンウォーターの正体は植物性プランクトンなんです。
じゃあどうやって作るの?どうやったら元に戻るの?という方に詳しく話していきたいと思います!
それとグリーンウォーターを使うにあたって注意するべき点もあるのでよく見て使ってください。
Contents
グリーンウォーターとは植物性プランクトンが大量に発生している飼育水のことです。
つまりグリーン色になっているのは植物性プランクトンが緑色なので全体的に飼育水が緑色になって見えているんですね。
そのためグリーンウォーターでも、何のプランクトンでグリーンになっているかなどでグリーンウォーターの質が変わります。
一番なりやすくて、もとめているグリーンウォーターは緑藻といわれる植物性のプランクトンです。
他にはミドリムシや生クロレラを購入して入れるとグリーンウォーターになります。
グリーンウォーターのいいところは稚魚の餌になるということです。
最も生存率が低い、卵からかえってから3日目~2週間の間の餓死を防ぐのに一役かってくれます。
このグリーンウォーターがあることで稚魚用の餌をこまめにあげなくても餓死しないでくれるので、生存率がぐっと高くなり爆殖することになります。
しかもメダカの冬の越冬にもなかなか優秀で、メダカのベットみたいな役割を果してくれます。
グリーンウォーターで冬越しをすると三色メダカなどは色がよくなるといわれているのは、冬の餌の乏しい季節にグリーンウォーターのプランクトンを食べて過ごしていると考えられ、そのおかげでメダカの色がぐっと濃くなると予想されてます。
他にはメダカの色揚げにも役立ってくれます。これはグリーンウォーターだからというわけではないのですが、メダカはアルカリ性の方が色揚げに適していると言われています。
現にメダカを同じ生まれた頃のメダカをグリーンウォーターで飼ってるのと綺麗な水で飼ったのを別けて一年飼って見た所色の仕上がりがかなり違いました。
右がグリーンウォーター内のメダカで、左が綺麗な水のメダカです。これは楊貴妃ですが同じ親のメダカで色の違いがここまで出ています。
しかも、1匹だけと言うわけではなくほとんどプラ船の中でのメダカ達がこのような結果となりました。
そのため、色の仕上がりを良くしたいのなら、グリーンウォーターかアルカリ寄り水で飼育するといいかもしれません。
グリーンウォーターの一番のデメリットは中が見えにくくなります。そのためメダカの病気などを見つけにくくもなりますので注意が必要です。
業者にもよりますが見えなくなるのが嫌ってしない業者もあります。
他にはあまりにもグリーンウォーターが濃いと酸欠になってしまうということです。
夏場はグリーンウォーター化しやすい上に水中に溶け込む酸素量も冬場と比べて少ないので濃くなりすぎには注意しましょう!
グリーンウォーターに必要なものは特に細かいものはありません。
水道水これだけです。ただし浄化水は使用しないでください。水道水の栄養素を完璧に取り除くとグリーンウォーター化はしなくなります。栄養がありませんからね
グリーンウォーターに最も必要なのは日光です。
できれば一日中日光が当たるところに水を置いとくだけで自然にグリーンになってくれます。
一つコツがあるとすればグリーンウォーターにする飼育水の中には浄化させる赤玉などを入れないということです。
つい入れてしまいがちになりますが、水を浄化させるとなかなかグリーンにはなりません
そのため何も入れないケースに水を入れておくのがいいでしょう
植物性プランクトンも温度が低いと活性が弱まるので冬場はグリーンになりにくかったりします
夏場はすぐにグリーンになるので産卵時期にはうってつけです
遅くても2週間もすればグリーンになるので卵を作って別の飼育ケースに移動したあたりから、他のケースでグリーンウォーターを作り始めていいでしょう。
しかも、グリーンウォーターを一度作ってしまえば、その飼育水を他の水に分けてあげればグリーンウォーターにするのに時短にもなるので、種水は作っておいて損はありません。
あまりにも濃いグリーンになると今度は魚たちが酸欠になってメダカたちが死んでしまうので気をつけてください。
しかし、そんなに気にしないでもそのようなことになるのは稀なので大丈夫です
もし最速でグリーンウォーターと目指したい場合はハイポネックスを使用します。
ハイポネックスを10Lあたり、2mlを投入して日光のあたる場所に当てておけば3,4日で完成します。水温を高めで維持できるなら、早く出来ます。
できれば種水として若干緑になってる水槽などの飼育水を入れると、なお早くなります。
グリーンウォーターになってしまって困っている方も多いと思うので、逆に透明化させたい場合の方法も紹介いたします。
グリーンウォーターの原因は富栄養価なので基本的にはこの栄養を除去することで透明化することが出来るといえます。
屋外での透明化の方法は大まかに2つの方法があります。
一つはミジンコを投入させるのと、2つめはろ過することです。
ミジンコを入れると、ミジンコがグリーンウォーターを食べて透明化することが出来ます。
入れるミジンコの量によっては一日で透明化するほどでカナリの効果を発揮します。しかもミジンコはメダカの餌になるのでその間は餌を入れなくてもメダカは元気にミジンコを食べて生活してくれます。
非常に有効ですがミジンコが無いとどうにもならないのでやや難易度が高いかもしれません。
グリーンウォーターの原因は富栄養価なので底床などに赤玉土を使い浄化をするか、スポンジフィルターなどで浄化するのどちらかになります。
「メダカと赤玉土の使い方」の記事はこちら
どちらも安価ですることができ、スポンジフィルターも中国製のなら300円未満で購入することも出来ます。
グリーンウォーターを一瞬で作れる方法で生クロレラを入れる方法があります。
グリーンウォーターは植物性プランクトンが増殖して増えてできた水で、生クロレラはクロレラのみで増殖させた水になります。
グリーンウォーターは多種多様なプランクトンがいますが、生クロレラはクロレラのみで増えています。
業務用とあって生クロレラは濃度も濃いので本格的にやる人は冬などにグリーンウォーターは作るのが難しくなってきますので、生クロレラを購入する人が多いです。
しかも、生クロレラはミジンコの繁殖にもカナリの効果があり僕もメダカの餌にタマミジンコを増やして与えています。
「タマミジンコの増やし方」の記事を参考にしてください
グリーンウォーターは透明化することも多々あるので生クロレラを持っておくと大変便利です。
いざ作ってみるとあまり見栄えはよくないグリーンウォーターですが、 稚魚たちにとっては最適な環境と言えます。
気にしないでもメダカを飼っているうちにグリーンウォーターになった方もいると思います。
そのグリーンウォーターの利点を生かしてメダカの稚魚の繁殖をしていきたいですね!