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メダカを飼っていると一度はかかってしまう病気、弱々しく動いていてどうにか治してあげたいですよね・・・
メダカの病気には白点病、尾ぐされ病、水カビ病、エロモナス病などの様々な種類があり、治療法は病気によって異なります。病名と症状を把握して治療や対策を用意しておくことで体の小さいメダカを死から守ることができます。一旦病気が発症すると、他のメダカ達も病気が発症するリスクがあがってくるので、水槽自体を薬浴しなくてはなりません。
そのためには普段の環境を常に維持するということが一番大事になってきます。
Contents
まず、病気になってしまった場合の環境をよく観察してください。健康に泳いでた時と比べて水槽の水などに変化がありませんか?まずはしっかりと現状を把握して原因を突き詰めていきましょう。
この様な水槽の環境では、メダカは病気にとてもかかりやすい状況といわざるをえません。
水合わせや水を作らなかった場合も、メダカが弱ってしまうので注意していきましょう。
今回紹介するのはある程度数を飼っている状態での対処法になりますので、つまり病気自体が水槽の中で蔓延しているというような状況になっていると考えています。
たとえ一匹でも病気が発症しているということは水槽内の他のメダカ達も発症のリスクがあるため水槽自体を薬浴することが必要になってくるということです。
体がヒレに1 mm 程度の白点が現れる
水草や川底などに体をこすりつけるような行為をする
放置していると全身に広がってきて白点で覆われてしまう
繊毛虫(イクチオフチリウス)の寄生による感染症
水質の変化などで生体の体調がくずれた時などに発症しやすい。
水温の急激な変化のある季節、梅雨の時期や秋口などに発症しやすい。
メダカでなる病気ではあまりかからない症状
繊毛虫は高温に弱いので30度以上の水温で0.4%前後の塩浴とニューグリーンFとの薬浴をおこなう。
(水草は事前に抜いて置いてください、塩は出来るだけ徐々に上げていってください)
尾びれの先端が溶けてボロボロになり、病気が進行するに従いヒレの先端部から裂けはじめます。
重症なメダカになるとヒレは扇を裂いたような感じになり、衰弱して死にいたります。
水質の悪化による感染
過密飼育による魚の免疫力の低下
買ってきた際の輸送時やあみによるスレ傷
塩浴と薬での治療になります。
まずは水草などを抜き取り、飼育水を半分ほど交換します。
1リットルの水に対し4g前後の塩を徐々に入れていきます。
その後、観パラDやグリーンFゴールド顆粒、エルバージュエースを規定どうりに入れていきます。
体にモコモコとした白い綿毛のような水カビが発生する最もなりやすいメダカの病気
もっともメダカの病気で多いのがこの症状で、この病気はこの病気自体で発症するものではありません、それはこの病原菌は擦り傷などでできた外傷や尾腐れ病などので、できた体の傷口に水カビ菌が付着し、 2次的に発生する病気です。
購入してきた時などによる輸送時のちょっとした傷でなる可能性もあります。
まず原因となった水槽の水を半分ほど交換し1リットル当たりの水に4gほどの塩を入れます。
(水草は事前に抜いて置いてください、塩は出来るだけ徐々に上げていってください)
その後改善が見られない場合、ニューグリーンFを投薬していき様子を見ていきましょう。
基本的には塩のみで8割以上回復します。2日間ほどで白い綿が消えてる場合が多いです。
運動性エロモナスに侵された幹之メダカ、一日目は白カビ病が目立ったのでメチレンにて薬浴を開始したのだが、2日目にはお腹辺りまで壊死が進行していた・・・2日目の夜死亡確認・・・写真は2日目の朝の写真
初期症状は体の数箇所から出血斑が見られるようになり、また腹部が腫れてきたり肛門などが腫れることもあります。
水質が悪化による細菌への感染
ストレスや過密水槽による酸素不足
酸化した古い餌などによる腐敗
抗菌剤による薬浴が有効
尾腐れ病と同じく、観パラDやグリーンFゴールド顆粒、エルバージュエースを規定どうりに入れていきます。
運動性エロモナスは25~30℃を好みます。運動性エロモナスに感染したと思われる場合は水温を少しずつ下げ、22℃くらいにしてやるのが良いでしょう。
体に穴が開いて出血しているなどの時の場合は塩浴も有効である。
とても進行の早い病気なので早期に発見して治療することをお勧めします。
お腹がパンパンに膨らみ、今にも破裂しそうになる。
見た目ではほぼ違いが無いのが、過抱卵と腹水病です。基本、過胞卵だと思ってるのが実は腹水病だったということはよくある出来事で、腹水病の場合は運動性エロモナス菌が原因が多いです。
できるだけ直ぐに隔離した後グリーンFゴールドやパラザンDをつかって薬浴してください。
お腹が平べったくなり、頭を上にして泳ぐことしか出来なくなります。しかも上に行きたいのか頑張って泳ぐためどんどん体力が奪われて死にいたる病気です。
そのまま病気にかかりながらもしばらく生きるのがいます。
Micobacterium(マイコバクテリウム)という細菌が原因の一部だといわれています。
まずは隔離してください、治らない病気などので静かに余生を過ごさせてあげて下さい
メダカの鱗が逆立つことにより、あたかも松毬(まつかさ)のように見えることが名の由来で鱗が立つ病気、体表が透明に浮きだった感じになり、一回り大きく見えるようになるのでわかりやすい。
運動性エロモナス菌の感染によるもの
体調を崩した個体や気温の変化が激しい時期になりやすい
運動性エロモナスは25~30℃を好みます。運動性エロモナスに感染したと思われる場合は水温を少しずつ下げ、22℃くらいにしてやるのが良いでしょう。
原因が細菌なので、細菌に効果のある薬を使うと効果的です。
パラザンDやグリーンFゴールドが良いでしょう。
1日目~3日目までは餌を与えない方が無難です。
様子を見ながら、4日目から餌をあげ始めるといいです。水が汚れて来た場合は交換しましょう。
発症したら、メダカの場合治癒はかなり難しいので毎日様子を見ることが大切です。
感染力は高くないが、1尾が発症したら隔離し、様子を見てください。
また、その水槽の環境改善を図ると同時に、死んでしまったらすぐに固体を取り除くのが大切です。
しかし、病気がカナリの進行している場合は、まず治療の甲斐はなく死んでしまうことが多いです。
はじめのうちは体表の一部の鱗が立つ程度であれば、治療すれば治る可能性はあります。
基本的には、魚体の体調が悪いことが発症の原因になるので、餌を与えなさすぎてないか?体に傷はないか?喧嘩などしていないかなどをみることが大切です。
見た目的には特に以上がない場合が多く、初期症状はなかなか判断が難しい病気です。
エラを激しく動かしていて酸素を取り込めないような状況で、動きも元気がなく、鼻上げを常にしているような状況です
様々な菌による一種の人間で言う風邪のような状態です。しかし放っておくと死にいたるので注意が必要です。
まずは食塩濃度0.5%の塩水浴槽(水1リットルに対して食塩5グラム)を作りその塩水で様子を見ましょう。
水は2日に1回取り替えてあげて塩浴の初日と2日目は餌をあげないでおきます。
三日目から元気が出てきたら少しずつ与えていき最低でも1週間は塩浴を続けてください。
元気になったのを確認して飼育容器に戻しましょう
他のめだかより極端にやせ細りだんだん元気がなくなってしまい最後には死んでしまう病気
メダカがこの症状にかかった場合はだいたいがトリコジナと言う小さな微生物に寄生されて弱い病気です。
トリコジナは0.1mm~0.2mmぐらいの円盤型の寄生生物なのでよくみるといるのがわかると思います。
1.5%の塩水で一日のみ塩浴をさせたら通常の水に戻してください。(かなりの濃度の塩浴なので一日以上はやめてください)
しかしこの病気の発症から発見までが遅れる場合が多いため治る確率はだいたい3割ぐらいだと思って治療していきましょう。
ピクピクと震えるような動きをする
いつもの様な泳ぎではない変わった動きをする
ギロダクチルスというヒルのような寄生虫に寄生されてるような状態です。
肉眼でも診ることは可能でささくれたように棘が生えてるような状態になります。
リフィッシュによる薬浴が一番効果的です。一晩置いたら換水をしてください。視認で取れてるようなら完了です。
皮膚に黄色っぽくて細かい点がつき、コショウを散らしたように見えます。白点病よりもかなり小さいので、区別できます。点は頭部からつきはじめ、やがて全身が覆われて死亡します。
ウーディニウムという原虫が皮膚に寄生します。
メダカの病気は水質悪化によるものがほとんどです。そのため発症したメダカだけを治療しても他のメダカたちが発症する可能性がとても高い状況になっています。
そのため病気を確認したらまずは水槽の全体を確認し、水槽内自体の環境も見直さなくてはなりません。
まずは病気を治し、しっかりと環境を整えてください。
そしてその原因を追求、メダカの数が多いなら二つに分けてあげたりしてあげるなどを対処してあげるのが根本的な解決になってくると思います。
しかし、屋外で飼っている場合はそれ以上に天敵などに気をつけなければいけません。
きちんとしっかりした環境で病気に強い飼い方をしていきましょう!