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タマミジンコの増やし方繁殖方法




メダカや熱帯魚などの生き餌に使うミジンコ、ケンミジンコやカイミジンコ、タマミジンコなど何種類か存在します。

そのなかでも外殻が柔らかく食あたりを起こしにくいとされているタマミジンコがメダカの餌には適しているので繁殖をしてみました。

しかし思った以上にタマミジンコを増やすのは難しく、全滅などもあってなかなか増えることが出来ませんでした。

しかし色々なブログやツイッターなどを観て色々実践してきたなかで安定的に繁殖が出来るようになったので今回はタマミジンコを簡単にしかも早く、繁殖できるやり方を紹介していきます。



繁殖に使うタマミジンコを入手しよう!

タマミジンコの繁殖に必要な量はそこまで多くなくても増やすことが可能です。

一度増やし始めたら容器などを分散させることによりリスクを少なくしつつ簡単に増やしていくことが可能となります。

春や夏になれば田んぼでも入手が可能ですが、タマミジンコ以外も増えることも多く、リスクの高い餌になることもあるので注意しましょう!

一番簡単な方法はamazonやヤフオクなどで購入してしまうのがもっとも確実な方法です。タマミジンコ一色で繁殖できるためメダカなどにも給餌しやすく稚魚の繁殖などにもひと役かってくれます。

当店のメダカ販売サイトでも安くタマミジンコは販売しております。よければ見てください

球磨メダカ牧場

タマミジンコの生体情報

タマミジンコは意外と丈夫で寿命は8日から18日ぐらいあります。

ミジンコは基本メスだけ増殖していく単為生殖です。水質が悪くなるとオスを生み交配することで休眠卵を生み出します。

そのため、もし容器などの下に白い卵らしいのが見えてきた場合ミジンコにとっては悪い状態の水になっていると考えてください。

ミジンコはだいたい2日間ごとに産んでくれて、5~20個くらいのミジンコを生んでくれます。

そのため死亡率が0なら二日後には5倍以上と言う驚異的な増殖が見込めます!

タマミジンコの繁殖に必要な道具

タマミジンコの繁殖にはの3つ道具が必要になります。

  1. 容器(プラ船、バケツ)
  2. 飼育水(熱帯魚などの飼っている水、グリーンウォーター、クロレラ水)
  3. ミジンコの餌(クロレラ、グリーンォーター、ドライイースト、鶏糞,PSB)

あると便利なものでエアレーションがあるとなお早く増やすことが可能となってきます。

今回紹介していく繁殖の仕方は生クロレラ水を使ったミジンコの増やし方になります。

クロレラを使う利点としては元々、この生クロレラはワムシやミジンコを増殖させるために作られた栄養価の高い商品だからです。

そのため、その栄養価の高いクロレラを食べて育ったミジンコはメダカ達などにとって栄養価の高い餌になるので、現在、自分はつい1年ほど前は鶏糞などでチャレンジしたこともありましたが生クロレラ水一筋になりました。

そのおかげか針子などの稚魚たちの成長を早く大きくすることが出来るので大変重宝しております。

ミジンコを増やしてみよう!

ミジンコを増やす上で大切なことは全滅が意外と多くあるということを念頭に入れておきましょう。

そのため必ず2つ以上の容器で管理をしておくことをおすすめしておきます。

特に多いのが餓死などの場合や逆にクロレラを多く入れすぎたことによるPHが上がりすぎたための全滅です。

ミジンコの増やし方

まずはミジンコを容器に入れましょう。最適な量はだいたい容器の1/10ぐらいでそれ以上は入れないでも問題ありません。少ない場合は入れれるだけ入れておきましょう。

その後、出来れば飼育水(なければカルキ抜いた水)を残り9割入れていきます。

そして最後に生クロレラを10Lに対して3ml~4ml入れるようにします。これ以上入れると全滅の可能性が高いので注意してください

これを室温10度以上の場所で管理してください。これ以下の温度になると繁殖が出来なくなるので注意しましょう。

タマミジンコはどの位の目安で増える?注意する点は?

環境が良い場合は4日~5日で大量になることがあります。寒い環境での培養になると1週間~2週間などの期間が必要になります。

注意する点は、爆発的に増えた容器はそのまま放置しておくと直ぐに全滅してしまうことがあるのでミジンコの餌となる生クロレラの給餌をしっかりしなくてはいけません

しかし、クロレラを入れるのは1回まででそれ以降は基本ミジンコだけを他の同じ要領で作ったクロレラ水に移したほうが安全です。

ミジンコが爆殖するような容器は展開がはやいので気をつけましょう!

全滅を防ぐためにも展開の遅いミジンコ容器を作っておくのも大切です。

ミジンコを最速で爆殖させるポイント

ミジンコは25度~28度の環境がもっとも繁殖が盛んに行われる温度になります。

そのため温度は25度に設定をして、エアレーションを水面にエアストーンが半分くらい付くぐらいの場所で固定をして増やしてみてください。

生クロレラをまとめて入れるのではなく、薄目を維持してください。

多く餌を入れたほうが早く成長すると思われがちですが、薄目を維持しつつ成長させたほうが1.5倍~2.0倍ぐらいミジンコのサイズが大きくなる速度が違います。

つまり、親ミジンコが成長するのが早くなるのでおのずと卵の量も増える計算になります。

それと最速で増やすにはもう一つ効果的なPSBを50Lあたりに100ml入れると増える速度が1.5倍くらいまで高まりました。

PSBは基本、1リットルで買うと高いので楽天で売っている培基セットがお得です。10倍くらい値段が違います(笑)

僕は20Lを培養して使ってます。

そして、日光を当てて上げましょう、確実に増える速度は高くなります。薄目を維持しつつ、PSBを入れれば相乗効果もあいまって恐ろしい速度で増えていきます。

しかもミジンコ活力がカナリ強いのでメダカの容器の中でも増えすぎることがあるので注意が必要です(笑)

※夏は日光に当てるとお湯になって全滅の可能性があるので注意してください。100均一などで、すだれを買ってかけて置くと安全です。

まとめ

ミジンコは寿命が短いぶん、安定した飼育が難しい一面もあります。

しかし、メダカの稚魚の生存率を上げてくれたり、メダカや金魚などを早く大きくしたいという願望をかなえてくれる有効的な餌になります。

ぜひともミジンコの増殖にもチャレンジしてみてください。