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グッピーは初心者でも飼いやすくまた、繁殖のしやすい種類になります。一生懸命育てていたグッピーから新たな子供が生まれたときには本当に感動したものです。
しかし、生まれてきたものの飼い方はどうすればいいんだろう・・・と思いの方も多いはずです。
僕は始めのころは稚魚が死んでしまったり、餌をどうやってあげたらいいか本当に心配したものです。
そこから色々したら今度は増えすぎて貰い手を捜すのに苦労をしてしまったほど(笑)
今回はその時に増やした手法を書いていきたいと思います
Contents
グッピーは卵胎生なため、他の魚と違い稚魚で生まれてきます。他の魚はまだ人工餌も食べれないような小さい頃に生まれてくるため生存率が高くないのですが、グッピーは人工餌も食べれるサイズで生まれてくるため非常に生存率が高い魚でもあります。
またメダカのなどは生まれた際にも小さく親メダカなどに食べられますが、グッピーも食べられる可能性はあるのですが、やや大きい状態で生まれてくるので、他の魚達の稚魚の生存率は30%と言われてるのに対し、グッピーの生存率は70%とも言われています。
そのためむしろ増えやすいために増えすぎなどにも注意が必要になってきます。
グッピーの稚魚は生まれてから早くて2ヶ月、だいたい3ヶ月ほどで繁殖が可能になるほど成長が早い生き物です。
生まれてきたばかりの時には5mmほどの大きさのグッピーですが、一ヶ月ほどで1.5cm~2cm程になり、2ヶ月で3cmを越えてきます。
グッピーの成長には餌の供給量と水温が重要で、水温が27度前後で飼育してあげると成長が促されてより早く繁殖が可能となります。
もし、グッピーを繁殖したいのなら稚魚の隔離は必須になってきます。そうしないと親グッピーは稚魚たちを食べてしまいます。
そのため隔離ケースやネットを活用しましょう!
隔離ケースを使えば稚魚たちは安全に育つことが出来ます。
グッピーの稚魚たちは親グッピーたちに怯えることなくのびのび育つので成長も若干早くなります。
もし飼育スペースがあるのなら容器自体を別けてあげることが大切です。
飼っているのが夏場なら外飼いや虫かごに入れておくだけでも飼えますし、しっかりと別けてあげましょう。
もし隔離ケースなどを入れるスペースがなくてそんなに増やす予定がない場合は水草を入れてあげるのも大切です。
水草を入れてあげることで稚魚たちは親の脅威から隠れる場所として水草の周りで過ごすため生存率がぐっと高まります。
葉がたくさん分岐してる水草ほど隠れる場所が多いのでガボンバやアナカリス。
水草水槽などにしたいならウィローモスを流木に巻きつけたり、ミクロソリウムを活着させてあげるのもいいかもしれません。
10年位前にこのような水草水槽にグッピーを少し入れたら馬鹿みたいに増えたのを覚えてます。しかも何色かわからないようなあまり綺麗じゃないグッピーが・・・(笑)
グッピーはかなり増えやすい品種なのでここまで書いておいてなんですが、増えすぎると手に負えないほど増えてしまいます。
しかも、同じ品種同士グッピーを増やしていて増えたらまだお店も引取りなどをしてくれるでしょう。
しかし、初心者が大抵失敗してしまうのは色々な品種で掛け合わせてしまうことにより、綺麗じゃないグッピーが生まれてしまうことです。
自分で飼うのならまったく問題ないのですが、人にあげるにはちょっと魅力が足らなかったり、お店で引き取って貰ったとしても、古代魚などの餌にしかなりえません。
そうならないためにも、管理も気をつけて増やしすぎにも注意が必要となります。
グッピーは生まれたときから餌を食べれる体で生まれてくるので餌は生まれているのを確認したらすぐあげていきましょう。
ここで大切なのが、グッピーの稚魚はとても小さいので親グッピーの餌では食べれないと言うことです。
そのため粉末状の餌を用意してあげることが大切です。
生まれてきたばかりのグッピーは餌を食べれるといってもまだまだかなり小さいので極小の餌をあげて行きましょう。
もし、はやくグッピーを大きくしたいのならブラインシュリンプやミジンコを繁殖させて与えてあげる事により、より早く成長をさせることが可能です。
ブラインシュリンプは24時間しか生きられない生き餌なので一日で与えられる量を孵化させることが大切です。
もちろん、生き餌がなくてもグッピーは生き抜くには十分ですので、飼うだけなら人工餌だけで十分でしょう。
グッピーの最適温度は25度前後なので、基本的には25度設定でヒーターなどを入れておきましょう。
成長を促したい場合は26度から27度辺りで飼うことにより、早く卵を産む固体に仕上がっていきます。
長く活かしたい場合は24度くらいで成長を緩やかにしてあげると、産卵してくれる時期は遅くなりますが、そのぶん長い期間にわたって卵を産み続けてくれます。
しかし低いから長生きするとはいっても、20度を下回るような温度だと病気にかかりやすかったり、グッピーの体も大きくならなかったりするので注意してください。
グッピーの稚魚の色は最初の頃はまだはっきりと出てきていません。
生まれてから2ヶ月ぐらいするとしっかりと出始めてくるのでどんな色になるのかワクワクが止まりませんよね!
ちなみにグッピーの模様などは遺伝で、オスの遺伝が強く反映します。
その上で地色と模様の二つに別れ、優勢遺伝と劣性遺伝で決まってしまいます。
基本的にはグレーの色が一番強い遺伝子なのでグレーの遺伝子がある場合グレー色になってしまうので注意が必要です。
そのためオスの選別には注意しましょう。
グッピーの稚魚は生後30日ほどでオスメスの判別が出来るようになってきます。
オスは尾びれが長く美しい形をし始め、メスは腹部に黒い「妊娠マーク」と呼ばれる部分が出てきます。
基本的にメスはオスに比べて地味になりますのでわかりやすいと思います。
繁殖を避けたい場合はこの時に別けてあげることが大切です。
1回妊娠してしまうとメスは2,3回は産めるように精子を体内に保存できるので早いことにこしたことはありません。
グッピーは飼育が容易であるぶん、ついつい増やしがちになりやすい魚になります。
繁殖などをして色々な品種を飼う楽しみもあり、熱中しやすいグッピーでもありますが、大切な生き物です。
むやみに増やそうとはせず自分の環境の中で飼える数に収めて生きたいものですね!