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金魚は、お祭りの屋台などで気軽に入手できアクアリウムとして最も馴染みのあるお魚ですが、金魚すくいなどで持って帰ってきてもなかなかうまく育ちませんよね…。いったいどのくらい長生きするのか疑問に思ったことはありませんか?
金魚の寿命は一般的に10年~15年と言われています。
ですが平均寿命というと3~4年と言われています。
ではなぜ金魚すくいなどですくってきた金魚や購入した金魚などすぐ死んでしまうことがあるのでしょうか?
どうも!小さいころ金魚を沢山すくって持って帰ってきて、怒られたことのある2児の子持ちアクアリストLoki(@CarnoLoki)です
今回は飼っていてもなかなか長生きしない初心者や金魚飼育の方に長生きをしてくれる秘訣や死んでしまう原因などを紹介していきたいと思います。
Contents
ギネスのワールドレコードを持つ金魚はイギリスのノース・ヨークシャーで飼われていた「Tish」という名前の金魚でした。
一体どのくらいの大きさだったのでしょうかね?(笑)
鯉に見間違えるような大きさだったのではないでしょうか…
金魚は大きい水槽でゆったりと飼ってあげれば30cmを越えるような魚になります。きっと43年間生きたらとてつもない大きさだったでしょう…。
ですが非公式ならこれを上回る金魚がいてその金魚の寿命は45年!?
その金魚も同じくイギリスで飼育されていた金魚で「Goldie」と呼ばれていたそうです。
参考文献 初めて金魚と暮らす本
お寺や神社の池などで大きくなった金魚を見たことはないでしょうか?
大きな池などはとても表面積がある池なので金魚の必要な酸素も豊富で金魚が長生きするにはとても理想な環境と言えるでしょう。
外来魚や鳥などに食べられないかぎりは10年以上、場合によっては20年以上生きていける環境になります。
金魚は餌がなくても、少なくても2週間は生存できます。もちろんこれはオススメしませんが、そのぐらい絶食には耐えられるのが金魚です。
現に世界では134日餌なしで生き残った金魚たちもいるようです。
金魚は、134日間餌無しで、濾過槽フィルタもなしで、生き残っていた! time-az.comより
その間には共食いなどを起こしたようですが、それだけ飢えには非常に強い魚といえます。
もし旅行なら1週間以内でしたら、しっかりと濾過フィルターさえ回しておけば餌をあげなくても全然もんだいになりませんよ!
心配でしたらフードタイマーや解ける餌などの導入をおすすめします。
なぜ金魚すくいなどですくってきた金魚が、持ち帰ったその日から一週間と経たず死んでしまうのかと言うと、大抵の要因は屋台の環境の悪さや飼育管理の悪さ、持ち運びなどによる金魚の表面の小さな傷による病気などが挙げられます。
金魚が手元までの届く環境をご存知でしょうか?
金魚すくいの金魚は屋台にもよりますが、 運送による運送でかなり疲労していることが挙げられます。
できるだけ屋台も自分の家で管理するのが大変なので、ギリギリの日付で入荷することが非常に多いです。
そのため遠距離からの運送に耐えてきた金魚たちはそのままの環境で一夜など過ごし、次の日にまたトラックなどで運ばれ屋台に並ぶことになります。
そのため金魚自体も疲労していて、さらに金魚すくいで体表を傷つけられることにより一週間後にはなくなってしまうのです。
金魚をすくってきた場合、100均のバケツなどでいいのでまずは塩浴をしてあげます。
これはトリートメントと言う行為で、弱った体調を整えてあげることが大切です。
10Lの水に対しだいたい30g~50gの塩を入れます。多く感じますがためらわず入れていきましょう。
その10Lの水に対し2匹までの金魚を3日塩浴して、3日後に水を半分交換してもう二日ほどは塩浴してあげてください。
この間餌は上げなくても問題ありません。
餌をあげると逆に水質が汚れて体調が悪くなりやすいので気をつけてください。
その後、その間に立ち上げた水槽に入れて上げましょう!
今から20年以上前の話ですが子供の頃、自分がやってしまった失敗談を書いていきます。
子供がいる方はついついやってしまいがちになるので、出来ればそっと教えてあげて下さい。
知らないとついついやってしまいがちですが、魚達にはとてもダメージが大きいことなので注意していきましょう。
水道水には水道局から供給するまでに水が腐らないように塩素と言うものが入っています。
その塩素は魚達の中では非常に毒性の強いものになります。
どのくらい毒性が強いかと言うと2014年には埼玉水族館で鯉の大量に殺す事件に使われるほどのものです。
そのため脱塩素剤(カルキ抜き)などを使ってしっかり除去してあげることが大切です。
これもよくある話で、飼っている室温はとても暖かく水温も上昇しているのに外から持ってきた冷えてる水温の金魚をそのまま入れてしまうという行為です。
水温が3度以上変化があると最悪の場合ショック症状をおこしてそのまま死に至ることもあるので注意しましょう。
金魚を初めて飼う方がやってしまう失敗の中で一番多いのがこの小さい水槽などに大量の金魚を入れてしまう行為ではないでしょうか?
「屋台で金魚が沢山泳いでるし大丈夫でしょ!」なんて思う人が多いですが、あれこそ最も悪い環境なのです。
僕も小さい頃初めて金魚をすくって持って帰った際にこれが原因で大量の金魚を殺してしいました。
30cm水槽などには金魚は3、4匹しか飼うことができません。
しかし6匹や7匹ついつい掬って持ってきてそのままドボンと入れてしまったことで中で病気やアンモニア中毒がおきて全滅に至りました。
昔ながらある金魚鉢、和の部屋などに置いてあると風情のあるおしゃれな部屋になると思います。
ですが、アクアリウム歴15年やってきたなかでの経験の僕からの意見では金魚鉢は推奨いたしません。
金魚鉢はあまりにも小さいからです。
金魚を飼うにはできれば60cm水槽、小さな水槽でも30cmは欲しいところです。
初めての場合はこのようなセット品がオススメです。
水槽で飼ってあげることで金魚はすみやすい環境で育つことが出来ます。
水槽で飼うメリットは
の三点です。
金魚を飼ううえで大切なのがバクテリアたちが生きてる水にするということです。
バクテリアは金魚の糞や尿を分解し有害なアンモニア→亜硝酸→硝酸へと毒性の低いものへと分解してくれます。
その循環をフィルターの中で勝手にやってくれるのです。そのためこのような環境を作ってあげることで金魚たちも長生きできるようになります。
もっと詳しく知り合い場合は金魚の飼育の記事を参考にしてください。
「金魚の飼い方」
色々なことを書いてきましたがまとめると
です。
突然飼う事になった方でも、大切な命です。子供達が悲しまないようにしっかりと管理していきたいものですね!
もし、これですばらしいアクアリウムの世界にはまって頂ければ最高です。