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メダカの繁殖!卵を産卵させるコツ




メダカを買ったものの、イマイチ卵はうまく取れなかったり、無精卵で全然成功しない

そんな経験はありませんか?

僕も最初の頃は普通に飼っていればたくさん増えると思っていました。

しかし一向に頑張ってみたものの増える様子もなく、死んでいってしまったことがあります。

ですが安心してください!しっかり要点を抑えれば爆発的に増えることができました。

今回はそのことについて話していきます。これを読むことで間違いなく繁殖でふやすことができるでしょう。

稚魚の飼育が気になる方はこちらの記事を参照にしてください

メダカの稚魚の生存率を上げる育て方



メダカの繁殖、産卵はいつから?卵は取れる?

メダカの産卵期をご存知でしょうか?

産卵時期は春から秋で、特に春から夏が一番多く産卵をします。厳密に言えば水温20度以上日照時間12時間以上あれば産み始めるので加温と照明さえあれば一年中可能です。

自然と飼っていればGWに掛かる手前から生み始めるのが僕の家の毎年の恒例になってます。

ちなみに僕の家は九州で、関東ぐらいまででしたら同じ環境になると思います。東北地方になると若干遅れる可能性がありますので、地域により気温の変化をみてください。

メダカの繁殖行動を知る、受精の瞬間は卵を産む瞬間

メダカ達が産卵ができる環境になると以下のような行動を移すようになります。

  1. オスがメスを追いかけるように泳ぐ。
  2. オスがメスの真下に止まり、円を描くようにクルリと回る。
  3. オスの腹びれの色が急に黒くなる。
  4. オスがメスの横に並ぶ。
  5. オスがメスを抱きかかえ、お互いに小さく震えながら沈ん
    でいく。(約 30 秒間)
  6. オスが精子を水中に放すと、メスがゆっくりと卵を産む。(受精)
  7. 産卵が終わるとオスがメスから離れていく。

 

研修会日誌より抜粋

そのためこのような行動を起こした場合は飼っているメダカ達が産卵できる環境になったと言えるでしょう。

外の場合は日向や日陰の量で若干違いがありますが、だいたいは同じ環境なので一つの容器が産卵し始めたら産卵床などを入れるようにしてあげて、卵を取ってあげてください。

メダカはいつまで産卵して卵が取れるの?

逆にメダカはいつまで産卵するかというと10月はじめくらいまでは産卵することがあります。

しかしその頃になると稚魚が育たないため屋外で飼育する場合は9月初めか中旬ぐらいまでで卵を取るのはやめたほうが無難です。

もし生まれても、あまりにも小さいため、冬を越せない場合が多く死んでしまうのでちゅういしてください。

冬を越せるメダカはだいたい1cm以上でそれ以下は非常に生存率が落ちます。

冬越しを考えてる方はこちらを参考にしてください

メダカの越冬、冬越しの仕方

繁殖にオス、メスはどのくらい必要?

最低でもオスメスのペアがいることにしましょう。

ただし、例え雄雌がいたとしても、必ずしも繁殖するとは限りません。

メダカにも相性があるようで一向に産卵をしてくれないペアもたまにいたりします。

そういう時は他のオスメスも入れてみたりすると今までのことが嘘だったかのように産卵をし始めることを経験したことがあります。

産卵をしないなあ・・・ なんて悩んでいる時には他のペアと組ませてみるのもいいかもしれませんね!

それとやはりメスのメダカを多めにしておいた方が、繁殖させる数は上がります。

基本メスが3匹くらいまででしたらオス1でも問題ありません。

理想のオスが一匹いるのならばその一匹に理想のメスのメダカを何匹か入れてあげることでより狙ったメダカを増やすことに成功するでしょう。

オス・メスが知りたい場合はこちらから

メダカのオス・メスの見分け方

メダカを繁殖させるために必要な産卵床は何がいい?

メダカの産卵を効率よくさせるためには、産卵床をいいものを選ばなくてはなりません。

メダカの水草で一番おすすめなのはホテイ草です。

人工のものだと、からめ取りやすいような素材を使って効率よく集めるのが望ましいです。

ちなみにどちらがおすすめかと言うと人工のメダカの産卵床を使うほうが見つけやすくて簡単です。

ホテイ草は 卵を産み付けてもらえるだけなら全く問題はないのですが。ホテイ草は生きているため根がどんどん増えてなおかつ深く根を生やします。

この辺が結構問題でメダカの産卵の選別や収穫をするならば 水面から5cmから10cm
ぐらいが最も効率よく収穫できるのでそれ以上はいらないためです

しかも 人工のものならば親魚の飼育ケースから取ったり他のケースに移したりととても楽で手間がかかりません

多くのメダカを管理する場合にはとても便利です。

卵には無性卵などのカビてしまう卵があります。それから守りやすくなってたりするのでとても重宝します。

メダカが産卵して卵を産んでるけど見つからない場合は?

ヒレ長のメダカや光体系のメダカなど場合、卵を産んでる気配はあるけど卵が見つからない場合があります。

その場合は底の方に卵が落ちてるケースが多く原因はヒレが長いため産卵床につけることができなくて、おとしてしまうからです。

この場合は飼育ケースのそこの方に卵が落ちているので容器から親を抜いてあげて育ててあげるか、沈殿型の産卵床を入れてあげることで対処が必要です。

ころたまボールっぽい産卵床の作り方

こちらの記事で沈殿製の高い産卵床の作り方を解説してます!

メダカの卵を沢山取るためには出来るだけ単独で飼おう

これは当たり前かもしれませんが繁殖で沢山卵をとりたい場合はメダカ単独で飼うのが最適です。

メダカとエビを混泳させることは出来ますがやはり、卵を食べられる要因が増えることとなってしまいます。飼うことを楽しみたいのなら問題はありませんが繁殖で増やしたい場合の方は避けたほうがいいでしょう…。

貝類などでしたら水を綺麗にしてくれる効果もあるのでシジミなどを入れるのは効果的です。

メダカの繁殖にはどんな餌が良い?

メダカの産卵を促進させるには繁殖用のたんぱく質が高めの餌がとても効果的です。

卵を多く産むにはやはり栄養が大切なので夏場などでしたら一日3回くらい五分で食べ切れるぐらいの量を入れてください。

そして一度餌をあげたら3時間くらいあけてあげると卵をたくさん産んでくれます。

僕がおすすめの餌はこちらのおすすめの餌紹介で書いてますので参考にしてみてください

メダカの餌おすすめの餌のからあげ方まで

 

繁殖のコツ!産卵で卵を多くとるために、メダカを大きくしてあげよう

メダカは20mmくらいを越えてくると産卵をしてくるようになります。安定的に生むのは25mmくらいで、成長の早いメダカだと2ヶ月くらいでこのサイズになってきます。

そしてメダカが大きいほうがより多くの卵を産んでくれるので是非とも大きくしてあげてください。

ではどうやって大きくすればいいのか?

メダカを早く大きくするにはこれから紹介する3点に気をつけてください。

メダカの稚魚の時にどれだけ大きくさせれるかが伸びしろを決める

メダカは稚魚の時にどれだけ大きく出来るかが重要になってきます。

親メダカなら一日1,2回でも餌は問題ないですが稚魚の場合は暇さえあれば食べさせた分だけ大きくなります。3,4回与えても問題ありません。

太陽の当たる日の下や、室内なら蛍光灯などでしっかりと光に当ててあげましょう。

稚魚用にタマミジンコを入れておくと、勝手に食べてくれるのでオススメです。

タマミジンコは別の容器に生クロレラやグリーンウォーターで飼っておけばかってに増えていくので生体餌としてとても重宝します。是非ともタマミジンコの繁殖も試みてください!

メダカの稚魚、成長ごとの育て方

大きさごとにメダカをわけてあげる

メダカは同じ時期に生まれても決して同じように大きくなりません。

やはり個性もあって大きくならないのは、なかなか大きくはならないメダカも少なからずいます。

そのため大きくなったのは別の容器にへとなど分けてあげることがけんか等もしないのでストレスも減りより成長へのスピードが増します。

ゆとりのある大きな容器で飼うと早くなる

メダカを飼うにあたりメダカを入れすぎてしまうと個性の出にくさや、メダカの成長速度が遅れるようになってきます。

ぼくが外で60Lの容器で5匹だけ飼った水槽のメダカはとても大きくなる速度が速かったのを覚えています。

メダカを早く大きくしたい場合は、できるだけ大きな容器でゆったりとストレスのない生活をさせてあげるかが鍵となってくると思います。

メダカの繁殖、卵を産まないの4つ対処法

飼っているとメダカが卵をなぜか産んでくれない場合の時があります。まずは現段階で問題ないか調べてみる必要があるでしょう。

メダカが卵を産める体になっていない

メダカは孵化してから早い固体は2ヶ月程で産卵を開始します。

大きさはだいたい2cmぐらいから産んでくれるようになるため、稚魚の時に早く大きくしてあげるだけで、産卵の開始時期は早くなります。

そのためしっかりと飼い込んで上げることによって、繁殖の可能なメダカに育ててあげましょう。

水温が低すぎる状態である

メダカは15℃を越えたあたりから繁殖行動をし始めて、20℃を越えると餌なども活発に食べて更に産卵をするようになります。

適温は25℃~28℃くらいが一番良く産んでくれますので、もし冬の時期に産卵をさせるなら25℃設定ではじめて見るのもいいでしょう。

日照時間(照明時間)が短すぎる

産卵には日照時間が関係してると言われてます。産卵するに当たって必要な日照時間は12~13時間と言われています。

少し下回っても卵は産みますがだんだんと少なくなっていきます。

そのためにもあまりにも暗い場所は産卵に向きませんのでその場合は移動させたほうかいいでしょう

他に水槽での繁殖を目指す場合は、ライトを13時間ほど当てることにより産卵をしてくれるようになります。

オスメスのサイズを考えよう

メダカの体格の大きさはとでも重要です。可能なら同じくらいの大きさどうしのペアを組ませるか、オスが若干大きいぐらいまでがいいでしょう。

メスが大きい場合が失敗しやすい傾向があります。

これは産卵させるときにオスが精子をかけるときにうまくできないからと考えられます。

体格が小さいと寄り添うことができません。

お店で選ぶときはサイズを合わせた購入しましょう!

卵は産んでくれるけど無精卵になる場合は?

無精卵になる場合の一番の要因はオスがまだ若いメダカかオスのサイズがメスのサイズとあっていない場合が多いです。

まだオスが若いとうまく受精できるスキルが無いのでもう少し見守ってあげてください。

それでも産んでくれない場合はできればメスをオスより少し小さめにしてあげると精子が掛かりやすくなるため成功しやすくなります。

メダカの卵の育て方!繁殖の成功は隔離から

メダカの卵がある程度産み付けられるようになったら、 その産卵床を別の容器に移し替えましょう!

それは親魚が卵を食べてしまうからです。卵はとても栄養価が高いので産んだ後、目の前にあると食べてしまいます・・・なんて馬鹿なのでしょうか・・・悲しい摂理です

そのためにまずは親魚と離してあげることが大切です。

そして卵をとるにあたり重要なのが水カビの除去です。特に春先の産卵開始直後は無精卵が多いです

その春の一番最初の卵をとったら無精卵ばかりというのも珍しくありません…

無精卵は白いのでわかりやすいのですが、暫くしないとわからないので気をつけてみてあげてください

メダカの卵の無精卵の白い水カビには気をつけよう

無精卵はすぐ水カビなどにやられてしまいます。

そのまま放置しているとその水カビが他の有精卵に絡みついてしまい有精卵も悪くなってしまうので、できればこの時点で無精卵がある場合は取り除いておくのが賢明です。

この時、 こまめに見れる人は水道水などで管理するのがおすすめです

水道水には塩素が入っているのでとても消毒性が強いため卵を水カビなどから守ってくれます。

卵は塩素には問題ないのであえて水道水で管理する人は結構います。

卵を別の容器に移して二日に一回ぐらいの間隔で水を取り替えるのが望ましいです。

しかし生まれた場合に塩素が残っているとまずいので産まれそうになって来た時にはそのまま放置した水で管理してください。

生まれた時に害がないので大丈夫です。

卵の選別が知りたい場合はこちらの記事を参考にしてください

卵の選別、白い卵の見分け方

生存率を徹底的に上げるなら卵の選別にはメチレンブルー

熱帯魚用の薬品として売られているメチレンブルーというものがあります 。

このメチレンブルー水カビ対策を行うことができます。他にもうひとつ利点がありそれは無精卵の判別がすぐにできるということです。

無精卵はこのメチレンブルーの水に入っていると青く染まるのですぐに取り出すことで有精卵のみを確実に孵化させることができます

使い方は、1リットルに一滴の割合でうっすら色づく程度に水を作ってあげれば大丈夫です。調整が難しいようならピンセットや爪楊枝などでちょっと付けてあげてそれを水で溶いてあげることで簡単に作ることができます。

ですが、もっとも生存率を上げるのに大切なのは「カルキを抜いていない水道水で管理する」ということにつきると思います。2日を目安に卵の水換えをしてあげることにより劇的に生存率を上げることが出来るでしょう。

メダカの卵にはエアレーションが必要?

この時、エアレーションは必要ありません、僕は特に必要性を感じたことがありませんのでする必要はないと思います。逆にしてしまうと生まれたばかりの針子(稚魚)がエアレーションに巻き込まれ死亡する危険性があります。注意してください

忙しくて出来ない場合は隔離ネットをしてあげるのもあり

普通に趣味でやっていたり、会社員であったりする場合は忙しくてそんなことやってられないよっていう人もたくさんいると思います。

そんな時おすすめなのがこのような隔離ネットです

飼育ケースに浮かべてこの中に卵を置いとくだけで卵は安全に孵すことができます。

僕も忙しい時は、結構適当になったりするのでこのようなネットがあると大変重宝します。

ただ浮かべておいてこの中に入れておくだけでいいんですからね。

そのメダカの水がグリーンウォーターならなおさら生まれた時の餌などにも困らないで色付きのいいメダカが育つので大変便利です。

生存率は少し下がりますが楽しむためには無理をしないのも大切です。長い目で楽しみましょう。

  • 卵が生まれたら別の容器に移し変える
  • 無精卵の卵は除去する
  • 面倒な場合はネットなどで最低でも分けておく

卵の孵化に必要な期間は?

卵がかえるには 250℃日 いると言われています。

あまり聞き慣れないと思いますが、これは1日あたりの温度を足していき、合計で250℃になった時に生まれるということです。

もし1日あたりの平均 水温が25℃だった場合10日で産まれる計算になります。

これが30℃だった場合は短くなっていくことになります。

まとめ

メダカを、もしがんばって増やしたいならしっかりと要点を抑えていくことが爆殖への近道です。

  • 産卵は春から夏がピーク、秋までは卵を産む
  • 繁殖させるためには必ずオス・メスのペアを入れよう
  • メダカにも相性がある産卵しない場合はペアを変えてみたりしよう
  • 数を産ませるならオス一匹に対してメスを何匹か入れてあげよう
  • 産卵に必要な日照時間は13時間以上
  • 卵が生まれたら別の容器に移し変える
  • 無精卵の卵は除去する
  • 面倒な場合はネットなどで最低でも分けておく

箇条書きしてあるところはしっかり抑えて繁殖していきましょう!

稚魚の育て方はこちらの記事を参考にしてください。

生存率を大幅に上げる稚魚の育て方

では!楽しいメダカライフを!