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メダカの産卵に成功して、いざ卵が孵化したら、沢山の稚魚が生まれます。しかし気づいたら殆どいなくなっていて死んでしまっているなんて経験も少なくないでしょう。
メダカの稚魚は、孵化後の餌のあげ方次第で生存率や大きくなるスピード、生存率ですら全然変わってきます。
結論から言ってしまうと、メダカの稚魚が死ぬ原因は餓死、成長に欠かせないのは餌の供給量と、水中の酸素量と容器の大きさといえます。
今回はその稚魚の生存率と成長について詳しく紹介していきます。
Contents
メダカの稚魚の飼育は簡単と言われるグッピーよりはやや難しいですがしっかりと面倒をみてあげれば殆どの稚魚を成魚に出来る魚です。
一番の危険性は親メダカに食べられてしまうことと、餓死なのでその辺のフォローをしてあえげば問題なく成長をしてくれます。
水草などが多い水槽などでは何もしなくても稚魚が隠れる場所が多くなるのでかってに増えてるときもあるので自分に合ったスタイルで楽しむのも一つです。
今回紹介していくのは本気で増やしたい!成長させたい!人向けなのでご了承お願いしたします。
メダカの親は稚魚があまりにも小さいためボウフラ等と勘違いをして食べてしまいます。
そのため別容器に移してあげましょう。
容器はバケツやタッパー、NVBOX、100均の容器などが良く使われています。
生後2週間前の稚魚でしたら5リットルくらいの容器に100匹くらい入っていても問題ないですが2週間過ぎた辺りからサイズの変化が大きくなりなりはじめるので、容器を別けてあげましょう
メダカの稚魚の適温は25度前後ですが、15度~30度くらいが望ましいでしょう。
10度を下回ると成長が止まってしまい死亡する確率が高まります。
水換えは基本的に汚れたら交換してあげて下さい。
思ったより水質の変化には丈夫で、逆にアンモニアなどの水の汚れには弱いので換えないままでいると死亡するリスクがあがります。
メダカの稚魚は水温10度を下回ると殆ど餌を食べなくなり、成長が止まります。
そのため稚魚は冬を餌を食べないまま冬を越さなくてはいけなくなり、その体力が無いため冬にいつの間にか死んでるということがあります。
冬を越せるサイズはだいたい1cm以上なくては冬が越せないのでヒーターを準備して加温にて成長を促してください。
大きくなったらまた徐々に1週間以上かけて水温を下げることにより冬越しができるようになります。
メダカの稚魚は生まれてすぐにはご飯を食べません、それはお腹にヨーサックと呼ばれる卵黄から栄養を蓄えているからです。そのため、二日間は餌を与えないでも大丈夫です。
ちなみにメダカの赤ちゃんの生まれてから2週間ぐらいまでの期間を針子と言われています。
この時期が一番デリケートであり育てるのに最も難しい部分です。
メダカが針子の段階はできれば用意してほしいのがグリーンウォーターやPSB(光合成細菌)です。
グリーンウォーターにはたくさんの植物性プランクトンがいます。
緑藻やミドリムシ、その他色々な微生物がいるのでメダカ稚魚たちには最高の餌になるでしょう。
PSBは光合成細菌といい非常に小さな微生物になります。
とても細菌なのでメダカの稚魚はエラから吸収してくれるので、毎日10Lぐらいに対しキャップ1杯上げることで簡単に餓死を防ぐことが出来ます。
また併用して、グリーンウォーターで針子を育てることにより餌だけで育てた子供より早く健康に育ちます
仕事などで餌を上げれない方はグリーンウォーターやPSBをあげることで死ぬ確立を格段に減らすことが出来るでしょう
そのためにはグリーンウォーターを使用することをお勧めします。
「グリーンウォーターを早く作る方法」はこちら
もし、作り方がわからない場合や即ほしい!という場合には生クロレラを購入するのもありです。
生クロレラは注ぐだけでグリーンウォーターにも出来ますし、タマミジンコの繁殖などにも使えます。
冬などはグリーンウォーターになりにくかったりするのでとても重宝しますよ!
いよいよ3日が経って餌を与えることになりましたが、大きさは今までと変わらずとても小さいです。
この時のメダカはとても口が小さいので、親と一緒のような餌を食べるわけではありません。
メダカの赤ちゃんには赤ちゃん用の餌を与えましょう
。
少量づつ餌を与えてください。親メダカの餌をすり潰したりパウダー状のものが売ってますのでその稚魚用のをあげましょう。
出来れば一日3回、仕事などもありますし、最低でも朝一に一回はあげましょう。
メダカの成長を加速させたり生存率を上げる方法としてゾウリムシを与えるとかなりの有効性があります。(グリーンウォーターやPSBでも可、自分に合った餌で代用してください)
人工餌だと、どうしても食べれない針子がいて死亡率が高くなります。
現に50個の卵の1ヵ月後の生存率を人工餌のみとゾウリムシ入りの容器の実験の結果は、人工餌のみだと20匹のみ生存。
ゾウリムシ入りの容器は48匹生存と雲泥の差でした。
しかも、ゾウリムシを与えてあげると成長は飛躍的に早くなりメダカが2ヶ月で卵を産むようになるほどです。
そうなると一年で6回世代の進化が進むので繁殖にもカナリ有効なので是非ともオススメします。
メダカが途中でポツリポツリ死んでしまう人はゾウリムシを与えてあげることで大抵は解消されるでしょう。
ゾウリムシは0.1mmぐらいの小さな微生物で簡単に増やすことの出来るメダカにとってはとても食いつきの良い餌になります。
本格的にメダカを増やしたいのであれば是非ともゾウリムシの繁殖も同時に行い。メダカに給餌してあげることが成長の促進と生存率を上げることが出来るので試してみてください!
「ゾウリムシの増やし方とメダカにあげるやり方」はこちら
そして2週間もすればだいぶメダカも丈夫になり、餓死もしにくくなっています。
メダカの体も大きくなるにつれ、餌も徐々に大きくしていきましょう。
もし餌などがない場合は親の餌を100均などで買ってきたすりこぎなので少し砕いてあげてあげるといいかもしれません。
餌によっては手でつぶれるのもありますので手で擦るようにしてあげると粉末状になります。
専用の餌も売っているのでそれを使っても大丈夫です。
この2週間以降になると、ゾウリムシでは少し物足りなくなってきます。もちろん食べてはくれるのですが、思った以上に直ぐ食べつくしてしまいます。メダカの体格が大きくなってくるのでもう少し大きな生き餌があると常に食べれる環境が出来るのでミジンコを入れるようにしました。
メダカの生き餌用にタマミジンコというものがあります。タマミジンコは稚魚にとっては少し大きい微生物になるのですが、入れておくとミジンコの子供がとても良い餌になります。
稚魚の間は人間で言う成長期にあたる時期になりますのでこの時期に沢山の餌を与えておくことでメダカ達は驚くほどの成長を見せてくれるでしょう。
生餌を入れておくことで乾燥餌では足りなかった量を補ってくれるプラス、ミジンコが食べたクロレラやグリーンウォーター内の栄養などで色揚げ効果も期待できるようになります。
ミジンコは鶏糞や、米のとぎ汁、クロレラなどで増殖することが可能なので、メダカと一緒に培養しておくと大変便利なので増やすことをおすすめします。
こちらの「ミジンコの増やし方」で詳しく繁殖方法を書いてますのでご参照ください。
0日目~2週間目
グリーンウォーターでの育成+ゾウリムシ1日1回容器の5%分くらいの添加をする。
市販の餌は朝1回
2週間目~4週間目まで
水を一度入れ替えてゾウリムシを入れつつ市販の餌を2回ほど入れていく
4週間目~
ゾウリムシとミジンコを入れつつ餌も2回~3回給餌していく
このように、成長に合わせて餌を変えていくことで驚くほど生存率をあげることができます。
しかし、餌を大量にあげるということは水も汚れやすく、アンモニア中毒にもなりやすいので水質を悪化させないよう注意してください!
ボウフラと聞くとメダカの親にとっては大好物な生き餌みたいなものですが、稚魚になると話は別です。
ボウフラは大体同じぐらいの大きさまでは襲ってきますのでメダカと同じよりやや小さい時
は襲われて亡くなってしまうことも少なくありません。
しかも厄介なのが空から来るということです。
対策としては、稚魚専用の飼育ケースには目の細かい網戸のような物を貼るというぐらいしか対策がありません。
もし稚魚の飼育ケースにボウフラが湧いているようならばこまめに取り除くのがいいでしょう。
特に大事なメダカがいる場合は屋内でも飼育をして確実に大きくなってから屋外のケースに入れるのが望ましいです。
何度も言いますが、メダカの稚魚が死んでしまうのは大抵の場合餓死が非常に多いです。
メダカの飼っている環境にもよりますが自然界と違い水槽内には多くの餌はありませんそのためメダカの稚魚はあっさりとなくなってしまいます。
そうならないためにもしっかりと成長に合わせた餌を選んであげることによって生存率が格段にあげることができると思います。
このように、少しの手間でメダカを増やすことができますが、あまりにも簡単なので増えすぎることにも注意して下さい。
生まれたからにはしっかり育てていきたいですね、小さくても命に限りある生き物です
責任持って飼育していきましょう。
メダカを大切に育てるためにもメダカが死んでしまわないようにするために色々な工夫が大切です。