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現代の忙しい中でも一つの癒しとして近年、流行りつつあるボトルアクアリウム
アカヒレやグッピー、ベタやメダカなど色々な魚たちを飼うことのできるボトルアクアリウムです。身近な100均などのガラス容器などでもできたりして、部屋をおしゃれにしたい方なんてのも最適ですよね。
しかし、メンテナンスや準備をしっかりしないと、環境があっという間に崩壊してしまうのもボトルアクアリウムの特徴です。コケが繁茂して観るに耐えなくなってリセットしてしまったなんて人も少なくはないのではないでしょうか?
アクアリウムに挑戦してみたいけど予算や暇がない!やってみたいけど全然何をそろえたらいいのかわからない!という人のために初心者でも簡単に出来る、ボトルアクアリウムのやり方をアクアリウム歴15年の僕が紹介していきたいと紹介していきたいと思います。
Contents
ボトルアクアリウムの最大の魅力は場所や機材を気にせず好きなところで自由に置けるのが魅力的だと思っています。
もしアクアリウムを始めたいと思い、揃えようとすると、少なくとも水槽や水槽台、など色々な機材が必要になってきます。
電気周りも考えないといけないですし、フィルターなどを取り付けなければたちまち水質の悪化などがありメンテナンス用品も買わなくてはなりません。
それが、ボトルアクアリウムでなら場所がえや移動などもすぐにできるし、電気を使う部品としては照明などだけなので配線周りもとても簡単に取り付けることができるのでいいでしょう。
他に水槽は他のアクアリウム用品などとの互換性を高めるために水槽の規格は決まっていますが、 ボトルアクアリウムはほとんど機材を必要としないため多種多様な容器を使用することができます。
ジャムを入れる瓶などから梅干しを漬ける大きな瓶、100均で売ってるようなボトルなど様々なガラス製品を容器として扱うことができるのでアイデア次第ではとてもおしゃれに飾ることができるでしょう。
ボトルアクアリウムは自由に色々なことができるので一概にこれといった素材を揃えるわけではありません。
しかし、魚と水のような状態ではボトルアクアリウムは環境が成立しない状態になります。
ボトルアクアリウムではその小さいながらも、その世界で自然の循環を作ってあげることが大切になってきます。
ボトル内でのメダカやベタ、アカヒレなどの魚達はご飯を食べ、それがフンとなります。そのフンの成分、有害なアンモニアなどを吸収してくれる水草を植えることで水草たちは育ち、成長して環境を維持してくれます。
水草はと言うと、水草も光がなくては光合成が出来なく枯れてしまう事なります。
そのため小さなライトでも買って上げることでよりいっそう輝くボトルアクアリウムにしてくれるでしょう。
初心者が何を揃えたらいいのか、わからない場合もあると思うので、これをもっておけば比較的簡単にボトルアクアリウムの立ち上げをすることができるものを紹介していきます。
慣れてきたら色々な道具を揃えていくとなお楽しみが増すと思うので挑戦してみてください!
100均一の瓶やジャム瓶などある程度容量があるのであれば何でもかまいません、オススメはGEXのグラスアクアリウムの容器がとてもおしゃれで何処にでも置けるのでよければ見てみてください。
下に敷く底床材になります。オススメはソイルという土を固めた素材です。砂利や砂でも問題は無いのですが、ソイルの場合バクテリアがとても居つきやすく水の浄化の期待が持てます。
しかも、土自体に栄養もあり、水草を植えても元気に育つので水槽の中が華やかになります。
水草が育てば水草も魚達の糞などの栄養を糧に育つのでボトルアクアリウム内での環境の循環ができるのでソイルが一番適しているのではないでしょうか。
え、照明がいるの?と思う方もあるかもしれませんが、ライトがあるとボトルアクアリウムのメンテナンスめちゃくちゃ楽になります。
ボトルアクアリウムの最大のデメリットは水温の変化です。容量がとても小さいため日光に直接当てていると水温の変化が激しいために、中に入れたベタやメダカなどが死んでしまうことになります。
そのため、管理が簡単にするためにはライトを使ってしまったほうが安定しますので照明は必需品だと言えるでしょう。
ボトルアクアリウムの魅力の一つといえるのが水草の茂みではないでしょうか?
小さい入れ物の中に、確かに宿る生命の息吹が感じ取れる存在です。
照明から照らされ水草の陰影、本当に綺麗ですよね!
近年ではミスト式というやり方が確立して、底床にも絨毯のように水草が生い茂るようにするのも簡単になりました。
「ミスト式のやり方」の記事はこちら
そのため色々な水草を植えることが可能となり、ボトルアクアリウムでも様々な表現が可能となっています。
そのためあまりにも大きくなりやすい水草を除いて、色々なのが使えるので、気に入ったのを選んでみてはどうでしょうか!
かといって初心者の方はどの水草が良いのかわからないと思いますので、狭いスペースでもできるボトルアクアリウムならではのオススメな水草をチョイスしてみました。
ボトルアクアリウムでは水槽よりも狭い空間なので、葉っぱが小さい種類がオススメになります。
ラージパールグラスなどは葉が大きいので注意しましょう。前景の水草は栄養をいっぱい使うのでたまに肥料を入れてあげるのが長く綺麗に維持するコツになります。
グロッソスティグマ
キューバパール
こちらもボトルアクアリウムという狭い空間なのであまりにも天高く伸びていく有茎草や巨大化しやすいのはやめておきたいところです。
オススメは陰性水草呼ばれている、字の通り強い光をそこまで必要としない種類の水草がオススメになります。
この手の水草は栄養もそこまで必要としないのが特徴で、むしろ栄養が少し少ないかな?ぐらいの方が安定的に成長していきます。
逆に栄養が多すぎると水草自体にコケが付いてしまい成長を阻害することになりかねません。
コケが付いた際には取り出して手でこすったりなどで取れますが生やさないに水換えと定期的にしてあげましょう。
アヌビアスナナプチ
ボルビティス ベビーリーフ
これは絶対必要なものではないのですが、あるとカナリ時間短縮やメンテナンスが楽しくなるトリミングセットです。
とくにボトルアクアリウムでは縦長の手の入りにくいボトルでの製作になりますので、ピンセットは本当に便利です。水草を植えるのも取り外すのにも便利ですし、手を突っ込まないでいいので手の汗や汚れなどが入らない点、水にも影響が出にくいです。
購入すると水草を手入れしたくなっていじり過ぎない用に注意ですよ(笑)
ボトルアクアリウムに入れる魚はある程度考えなくてはなりません。
容器が小さいぶん水温の変化がとても激しいのと器が小さいので流れの速いようなところで生きる魚達は入れられないためです。
メダカやアカヒレ、ミナミヌマエビ、レッドチェリーシュリンプなどが最適ではないでしょうか。
グッピーやベタなども問題ありませんが冬でもある程度暖かい部屋か、冬の場合だけヒーターを入れてあげることが大切です。ベタやグッピーは熱帯系なので20℃を切るととたんに弱るので注意しましょう。
正直飼えるか飼えないのかと言えば飼えることは間違いありません。しかし海は雨や晴れでも、水温が変化の少ない場所になります。そのような環境に住んでいる海水魚たちがボトルのような水温の激しい変化のある場所で生きると言うのは相当な地獄と入れるでしょう。
飼ったとしても1週間生きては生けない魚達が大半ではないでしょうか・・・できるだけ飼わないほうがいいと断言にいたします。
海水系や汽水などのカクレクマノミ、ミドリフグなどを入れないようお願いします。
そのような商品があると聞いてますがやめておきましょう。
さあさあ、やってきました!ボトルアクアリウムの最大の一番楽しい立ち上げの時間です!
ボトルアクアリウムのいいところは自分の好きな場所で立ち上げを行えるのがいいですね1作業する場所はテーブルなどでもかまいません。
水をこぼしても大丈夫なように雑巾などを2枚ほど準備して始めてみましょう。
まずはソイルを敷いて行きましょう!だいたい3cmぐらいを目安にして敷いていって下さい。
それ以上厚くなるとソイル下の方の水が腐敗したり、逆に薄すぎると水草によっては根がはれなく、生い茂ったあとにベラっとめくれてしまうケースがあります
これはウォーターローンを水槽時にですが二酸化炭素をカナリ供給した結果このように浮上してしまいました(‘A`;)
ボトルアクアリウムでは、このような事は稀ですが、注意はしておいて損はありません。
絨毯の草原を目指す人は注意してください(笑)
今回はミスト式で水草を育てるため、前景草をまずは育てるところからになります。
使用するのはキューバパールグラスでお店などで売っている1束で問題ないでしょう。
購入してきた水草をバラけさせ、何個か作ってあげましょう。
この出来た束をピンセットなどを使い植栽をしていきます。今回はミスト式なので置くだけでも問題ないので仕分けした塊をポンポン置いていきます。
ある程度間隔を広げつつ植えたら完成になります。
植栽が完成したら今度は育成の期間になります。ミスト式は湿気が大切なのでボトルアクアリウムの場合はボトルの上をフタやサランラップなどで閉めてあげて下さい。
1週間ほどで水草が元気ならしっかりと這っていきます。スイッチが入ると一斉に展開をして育っていくので毎日見てるだけでも楽しいものです。
水草も綺麗に生えてきたらいよいよ水を入れていきましょう!注意するところは水を入れる際に少しずつ入れていくことです。
一気に入れてしまうとソイルが舞ってしまい大変なことになります。せっかく綺麗にはやしたのでビニールの破片や小皿を入れたりなどしてその上から水を注水していくことをおすすめします。
この際に、ボトルのサイズにもよりますが小さい場合は水を少ししか入れないで、生体を買ってきた際の水ごと入れて完成させることも出来ます。
生体にも負担が少ないので慣れない内はこのやり方がオススメです。
買ってきた生体を見るとワクワクが止まりませんよね!しかし慌ててボトルアクアリウムに入れてはいけません
しっかりと慣らしてから入れることに入れましょう。
ボトルに移し替える時には注意しないといけないことが2つあります。一つは温度合わせです。
まずはその環境にならすために買ってきた袋のままボトルの近くにおいて置きましょう。これでボトル内の温度と中の温度が一緒になり環境が整います。
次に気をつけて欲しいのが pH ショックです。
魚たちを買ってきた後にすぐ水槽に入れると死んでしまうことがあります。
これはもともと済んでた水槽の水と現在のPH値が違いすぎてペーハーショックを起こしてしまうことです
一度ペーハーショックを起こしてしまうと、たとえ初日元気に泳いでたとしても二日や三日で亡くなることがありますので注意が必要です。
これは水合わせがうまくいかなかったということです。
この水合わせは時間をかけてやるのが望ましいです。
ただ、難しいわけではありません。
今住んでいる水と現在の水を時間をかけて合わせてあげるだけでいいのです。
水を入れた後10日間、最低でも一週間は毎日水換えをすることを推奨いたします。
ボトルアクアリウムの初期はソイルからの栄養が過剰に出る傾向が高いため、富栄養素の状態でコケが非常に出やすい環境になりやすいです。
そのため毎日1/3の水換えをすることをオススメします。
コケをはやさない一番の手段は水換えをしっかり定期的にやる!
これに尽きると断言いたします。
ボトルアクアリウムは完成してから維持するのが非常に大切です。
とくに水草のトリミングと底床の掃除、あとは週1の1/3の換水は大切になります。
トリミングは2週間から1ヶ月に一回ぐらいのペースでやると綺麗に維持できますんで試してみてください!
特に底床の前景草は放置しすぎると葉っぱの上に葉っぱが着てしまい、下の葉に日光が当たらなくなって、枯れてしまうので注意しましょう!
そんな時は思い切ってバッサリ切ってしまうのがコツです。切った場所から思った以上に生えてくれるので、心を鬼にして切ってしまいましょう(笑)
底床の掃除はこのGEXさんのスポイトがめちゃくちゃ楽ですよ!
トリミング用のはさみも一つは持っておくと大変便利です。
水槽などでもありますが、一番厄介なのがコケの存在です。
特に立ち上げてから1ヶ月間はコケが大量に発生する場合があります。何もしないでいるとあっという間に水草がコケに侵食されて育たなくなりますので注意しましょう。
最初の水を入れた一週間は毎日1/3の水を交換してくださいと書きましたが、これは本当に大事でこれ以上の手段はありません。
一応コケを抑制する薬品などもあります。
どうしようもなくなってしまった場合などは使ってみてもいいと思いますが、ボトルアクアリウムという小さい空間なので水換えで対処できるうちは水換えをしていくほうがお財布にもやさしいので根気良くがんばってください!
ボトルアクアリウムでの一番注意するのは最初の方でも書きましたが、水温の変化が非常に早いと言う点です。これだけは本当に注意してください!
冬場はヒーターなどで水温を維持しやすいですが、夏場の暑い空間での放置は本当に危険です。
風通しの良い玄関先などに非難させておきましょう。
今回はボトルアクアリウムの始め方を説明してきましたが、このボトルアクアリウムはアクアリウムの中でも上級者向きと言える部類に入ります。
一番の理由は水量があまりにも少ないため管理がなかなか難しいと言うところにあります。
ですが、生き物を飼う以上は元気に生きてもらいたいですよね!もし、ボトルアクアリウム以外の飼育方法をお考えならこちらの熱帯魚の飼育を参考にしてください!